損益計算書のような女と友達から言われると言う、親戚の絵理子の紹介で出会った「がめつのがすごーく嫌いだ」と言う会計士さん
前回、お金が一番大切判定された私だけど、お会いすることになりました。
今回は絵理子 はナシで二人で食事です。
この日はこの頃の私の勤務先から近いお店を選んでくれました。
会計士さん「マキさん、いつも夕飯はどうしているの?」
わたし「う~ん、いつも残業で遅いから夕方はオニギリとか食べて誤魔化して、帰りに夜中にラーメン食べて帰ったり。あとは、一旦、7時くらいに近所のお店に入って残業食食べるときもあるなぁ」
会計士さん「近所で夕飯?そのあと仕事に戻るのに、ちゃんとしたお店入るのもったいなくない?」
(どっちも自分の腹に入るのに、仕事に戻るならもったいないって意味わからない)
わたし「え?そう?思ったことないけど」
会計士さん「へえ(不満そう)」
会計士さん「マキさんは趣味はなに?」
わたし「音楽鑑賞とか、作ることとか、そもそも仕事も趣味ですね」
会計士さん「仕事が好きなんですか?」
わたし「はい好きですよ」
会計士さん「仕事が楽しい?」
わたし「楽しいですよ。私は音楽の道もいいな~って思ってたんですけど、音感もリズム感もなくて、音痴だし(笑)消去法で今の仕事になったんですが(笑)今の仕事も子供のころから好きなことですし」
会計士さん「仕事によらない?」
わたし「そうですかね?仕事はどんな仕事も楽しいんじゃないですかね?」
興味があって好きでついた仕事なら、普通の人間なら、どこかに楽しさを見出すことが出来ますよね?
きっと私は、ミュージシャンとか歌手とか女優になっていても、楽しかったはずだと思います。
会計士さんは意地悪で嬉しそうな顔をしています。なんなんだろう?
その際の会計士さんの反応が変だったので、あとから気がついたのですが、会計士さんの頭では、好きなことじゃなくても、「お金になるから楽しい」のだ!と思ったんだと思うんです。
なんか寂しい人ですね。
そんな人間に思われるなんて、とっても傷つきました。
その後の話の話の展開からもわかります。
会計士さん「僕は浜田省吾の「I am a father」って曲が大好きなんですよ」
わたし「へぇ~、どんな曲なんですか?」
会計士さん「愛する家族のために働いているお父さんの曲、PVがまたとてもいいんだよ」
わたし「へぇ~、今度見てみます」
あとから見たら、仕事で怒られてペコペコ頭を下げているお父さんのPVだった。
会計士さん「いつもどこでCD買うの?」
わたし「仕事が忙しくて、なかなか買いに行く時間が取れないので、Amazonが多いなぁ」
会計士さん「頑張って早く帰れば買いに行けるんじゃない?」
わたし「いや、ほんと平日は無理。それにAmazonだと好みが似ている人の感想とかも読めるから参考になるんだよ」
会計士さん「そう(なんか不満そう)。
僕はすっごい沢山のCDを持っているよ、並べたらそうだね、このテーブルの端から端までになるくらいあるかな(なんかすごい力を込めて自慢げに言っていた)」
出展 食べログ
わたし「へぇ~、私もすっごい持ってるよ。昔はジャケ買いとかバンバンしたから、やっぱ並べたらこれくらいあるかも~(笑)」
会計士さん「ジャケ買い?」
わたし「うん、ジャケ買い。え?しなかったの?知らないアーティストのCDをジャケットのデザインだけで判断して買うの。外れも多いんだけど、すっごいお気に入りの音に出会うときもあるんだよ」
会計士さん「へえ(不満そう)」
会計士さんは自分が聞きたい事を聞くと、こちらが答えてもあまりそこから広がらずに他の質問をしてきます。
会計士さん「プロ野球選手が球団を変わるのはなんでだと思いますか?球団とセットでその選手のファンだったりするのに裏切りじゃないかと思うんだよね」
わたし「わかんないけど、本人の夢とか目標とかあったりするのかもだよね。ファンには可哀想なのかもしれないけど、本当にファンならその人の夢を支えてあげるのがファンなんじゃないかなぁ?」
会計士さん「そう(不満そう)」
会計士さん「あと24時間で地球が終わるなら、マキさん、最後に何が食べたいですか?僕はカレー」
わたし「え?最後?最後なら、なんだろ、納豆とか明太子と白いご飯とか普通のものかな」
会計士さん「納豆好きなの?」
わたし「うん、好きだよ」
会計士さん「そう(不満そう)」
会計士さん「ところでマキさん、人生で宝ってなんだと思いますか?」
わたし「笑顔!」
会計士さん「え?笑顔?僕は知識。覚えてきた知識」
わたし「へぇ~。私は笑顔!」
その頃、闘病中の祖父の介護をしていたんだけど、放射線治療中の経過がよくって、みるみる癌が小さくなったとき「よかったね」と祖父に言ったら、祖父が満面の笑みになって、一人で背負って心身ともにボロボロだったけど、その笑顔にすっごい救われた瞬間っていうがあったのでそう答えた。
会計士さん「そう(不満そう)」
会計士さん「僕は自分が努力して覚えた知識って、人に教えるの嫌なんですよ、マキさんはどうですか?」
わたし「私たちの仕事は自分も教えてもらってきたし、教えるの当たり前だと思ってるから、嫌とか思ったことないかな」
会計士さん「そう(不満そう)、だって学費や時間をかけて学んだわけじゃない?そしたらずるくない?」
わたし「うーん、あまり思わないかも」
会計士さん「そう(不満そう)」
会計士さん「マキさんはどんな本が好きですか?」
わたし「最近だと鈴木秀子さんというシスターの「愛と癒しの366日」とうい本にすっごい感動した。あとは福田 和也さんって人が会話口調で読みやすく書いた日本の歴史の本もすごく良かった」
(本当は一番多いのはハウツー本(料理とか手芸)なんだけど、たまたまこの頃読んだ本を答えました)
会計士さん「そう(不満そう)」
会計士さん「僕は性的なことにあまり興味がないので、以前、付き合っていた彼女とも何もなかったんですが、ある日、デートの帰りに車で送ったら、彼女が「わたし、もう耐えられません」って服を脱ぎそうになって・・・」
え?そんな女性いる?面白い女性だなぁ
わたし「え~?すごい(笑)」
帰り際に
わたし「あ!そうだ、さっき話した鈴木秀子さんというシスターの本送るよ!すごい良いから是非読んで欲しい。住所教えて!」
(ご馳走してもらったお礼にと思ったのだけど)
会計士さん「(嫌そうな顔で)いいです」
なんで嫌な顔されたんだろう?
会計士さんとの出会い~デートの記録
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