お互い微妙な感じでお別れした前回だけど、評論さんから次のお誘いは来ませんでした。
悲しい気持ちもあるけど、結婚してもうまくいかないのは明確だから、これ以上会っても仕方ない。
ただ、気分を害するようなことをしてしまったこと、自分がされて嫌な思いをしたのに、会計士さんの様に心理テストで人格で判断をしようとしてしまったのは謝らないと。
彼は今まで彼女がいた事が1人しかいない、しかも1年だけ。そして育ちの面でも少々愛情不足だったようで、とても自分に自信のない人だったから、私が好意を持っているのさえわかっていない。自分がキープされているだけだと思っていたのだ。
だから、そうじゃないんだよ!ちゃんといいな!って思う気持ちはあったよ!気分を害する質問ばかりだったのは、もっと好きになれるところを見つけたかったからだよ。
でも心理テストでダメ出しばかりされて気分が悪かったと思う。ほんとうにごめんね。って。
鼻毛ももうそんなに見えないし、私みたいに価値観価値観言う女じゃなければ大丈夫だよ。頑張って!って応援したい。いままでありがとうってお礼も言いたい。私涙が出てきちゃうな。
じゃあ付き合うか?って言ったら、それも嫌なんだけど、情が湧きやすくてね、わたし。すぐに愛情を持っちゃうの。
男と女の愛情じゃなくて、子供やペットなどを慈しむ気持ちの愛情ね。卒業式みたいな涙かな。
ひとまず、お土産にいただいたカレーのお礼をラインで連絡しました。
薄々もう終わりだとわかりましたが、すっかり情が湧いてしまった私は、このままお別れするのは寂しくなって、「会いませんか?」とメッセージをして会うことに。
デートの約束というより、会うことを約束した感じですが、前回話してくれた「シチュー屋さん」に行くことに。
この日の昼間はパートナーエージェントの会員さんとお見合いが入っていたので、そちらを済ませてから、まだ日が明るいうちに待ち合わせ。
出会った頃よりだいぶ気温が上がっていたので、評論さんはTシャツで現れました。
なんと!すべすべの腕を出しています。
え?モジャモジャの毛は???
こちらの心配をよそに、見えていないところの毛は薄いそうです。そういうこともあるんですね。
夕飯まで時間もあったので公園のベンチで話してみると・・・
評論さんにツヴァイの条件マッチングで女性から申し込みが入ったそうです。そして1度会ってきたという事です。
私と評論さんはツヴァイの婚活パーティーで出会っているので、私の方が少し年上でしたが、条件マッチングでは年下の女性で設定しているそうなので、いくつかはわかりませんが年下の女性です。
なるほど、前回の科学館のときに評論さんが白髪を染めてきたのは、年下の女性とお見合いを予定していたからだったのですね。
このやろー、私とは平気で白髪で会っていたじゃないか!
評論さんの条件マッチングのプロフィールは、一度、見せてもらった事があるのだけど、ありきたりの趣味と、なんの個性も主張もないありきたりなプロフィール。実物より老けてて地味な表情のお見合い写真。
私だったら断るわ!っていうようなパッとしないプロフィールに、なぜ年下の女性が申し込んできたのか謎である。
評論さんが言うには、まだ入会したばかりの女性で婚活慣れしておらず、すごーく大人しいので、私と違って会話も弾まないのだけど、二股とかではなく会っていきたいとのこと。
彼は私が他で婚活を続けているのを二股みたいに言ってきたけど、私としては二股はしていない。
私は評論さんの歯の汚さが気になってキス出来るかな?生理的も好きになれるかな?と不安だったけど、愛情が上回るのか?嫌いになるのが先か?判断が付かず、婚活を続けていただけだ。だって付き合うなんて言葉はなかったのだから。
生理的には好きになっていなかったけど、人と人との関係性的にはすっかり愛情は沸いていたので、もう会えないことが悲しくて、公園だというのに人目もはばからずにボロボロ泣いた。
涙が止まってから二人で最後の晩餐でシチューを食べた。
彼と会ってきて、他で婚活を続けたことは悪いと思っていないが、心理テストでいつも気分を害してしまったのは申し訳ないと思っていた。
この日は珍しく彼が出すと言い出し、「わたしが」「俺が」と押し問答になったが、今までのお詫びのつもりで私が出した。
人としては好きだったし情も沸いていたので、数日は泣いて泣いて目をはらしてメガネをかけて通勤した。

写真も文章もパッとしないプロフィールの彼に、なぜ年下の女性が申し込んできたのかな?

その女性は血迷っているんだよ。私も入会したばっかりの頃、わけわからなくなっていたわ
私が気になったのは彼が「その女性は大人しくて会話が弾まない」と言っていたこと。
趣味が合うわけでもなく、見た目がいいわけでもなく、お金持ちでもなく、会話も弾まない年上の男性と付き合うかね?
いくら大人しい子だって好きな人いたら、それなりに会話も弾むんじゃないですかね?出会いたてなら聞くこといっぱいあるよね?
恐らく彼は振られるなんだろうな。そう予感した。
生理的に受け付けるかはまだ疑問だったけど、情はあったし、この時は失ったものへの執着がマックスにあったので、最後のLINEをした。
評論さんへの気持ちが大きくなっていたという事と、よかったらまたいつか気が向いたらカレーを食べに行こうと誘ってねと。
その後、連絡はなかったが、1年半くらいたって調べたら、彼はまだ在籍していた。
休会している人は検索に出てこないので募集中だった。
やはり振られたのだ。しかもその後も上手くいっていないと言うこと。
彼はプロフィールはイケていないが、実物は悪くない。人も普通。鼻毛と耳毛はやばかったけど、私が注意したからいまはやっていないはず。
なぜ出会えないのだろう???と思っていたけど、2年半くらいして確認したらいなくなっていた。本交際に入ったか、成婚退会したのだろうな。
もしあの時あのまま付き合って結婚していたら、茶色い歯は受け入れられたのだろうか?後々気になるだろうか?
因みに大昔に、そのころ交際中の大好きな彼の前歯が、実は(事故で)入れ歯だったというのに気が付いて生理的に受け付けなくなったことがあってお別れしたことがある。
そうやってサーっと冷める瞬間がいつか訪れそうなので、評論さんとはうまくいかなくてよかったのかな?と今となっては思う。
評論さんとの出会い~デートの記録
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