待ち合わせ場所付近で到着した連絡をしても返事がない。あれ?バックレられた?と思ったら、バックをゴソゴソしながらこっちチラチラ見ている人がいる。
私が近づくと、
イケメンおじさん「あ、マキさん?いや、あえてよかった。充電切れちゃってさ、焦ったよ~」
いや~、トンヅラかと思ったので、まぁ会えてよかったよ。
予約していてくれた居酒屋さんに行って色々話し始めたのだが、このイケメンおじさん、背も高いし仕事もしっかりした仕事しているのに気が弱いのか、小声でこそこそ話すし、店員さんが後ろを通るたびにビクビクしている。
変わった人だなぁ~って思いながら、おじさんの婚活話を聞くと。
おじさんはバツイチで、ちょっと前まで若い女性と付き合っていたらしい。
女性はおじさんの家に毎日泊まり込んでいて、ほぼ同棲しているような感じで1年くらい交際していたので、お互いにそろそろ結婚も考えて話していたそう。
そしたらある日突然振られてしまったそうなのだけど、理由が他の人と「結婚が決まって結納を終えてきたから別れます」と言われたそう。
「え?」
イケメンおじさんの収入は嘘か本当かは知らないが、けっこうな高収入で、尚且つ安定した真面目なお仕事らしいけど、結婚が決まったもう一人の男性と言うのは、おじさんよりもっともっと収入がよく、おじさんよりもっともっと若い男性で、実家の家柄もいいらしく、実家もよく見てから決めたと言っていたそう。
色々逆算してみると、彼女はイケメンおじさんの家から婚活に出かけ、おじさんの家からデートに出かけ、最終的に結納の日までおじさんの家から出かけ、おじさんの家に帰ってきたそうで、しかもずっと身体の関係も順調で。
おじさんとしても「信じられないよ、いったいなんだったのか・・・」とキツネにつままれた思いの様でした。
おじさんは自分の友達にも話して「彼女が俺と暮らした理由はなんだったのか?」を色々検証?いや想像した結果、おじさんに求めていたものはセックスという事になったそう。
マキ「へーーー(ぎょえー何言ってんだこのおやじ)」
それが目的なのだとしたら、そんな過激な二股が出来る女性なら、何も結婚するからって別れる必要もなさそうだけどね?
おじさん曰く、それで自分に釣り合わない年齢の女性に懲りて私に会ったようでした。
ほうほう、結局、既婚者ではなかったけど、そんな理由でもなけりゃ、イケメンのおじさんが、私のような40代後半女性に会いませんよね。
しかし、初っ端からそんな話を聞かされてもねぇ?
また食事に行きましょうと1~2度、社交辞令でやりとりしたけど、私的にももう会う気もなく、おじさん的にもまた会いたい程でもなかったのでしょう。それっきりとなりました。
しかし婚活女性おそるべしですね。いい勉強になりました。
チャラめイケメンおじさんと会ってみた
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